2015.07.03 Friday
HONDAの2015パイクスピークへの挑戦結果
パイクスピークとはアメリカの高い山の事だが、中腹から頂上付近まで一気に駆け上がるレースが開催された。
HONDAも色々な形で参戦しているが、私が興味を持ったのはエキシビジョンクラスのElectric SH-AWD with Precision All-Wheel Steerだ。 若手技術者の挑戦の場として賞典外のクラスで参加されたものだが、その結果は総合14位と十分なものだった。 総合順位:14 車番:901 クラス:PPC-Exhibition クラス順位:1 ドライバー:Tetsuya Yamano (R) ラップタイム:10:23.829 平均速度:69.250 車体:Honda 因みにドライバーはHONDA CR-Zで全日本ジムカーナに出場されている山野哲也氏だ。ジムカーナ戦を欠場しての参加となるため、この開発への意気込みが伺える。 私が興味を持った理由は、この901号車がCR-Zをベースに作られていた事。CR-Zの特性を知り尽くしているからこその山野氏の起用だったと納得した訳だ。 ただ車名の精密全輪操舵付き電気式SH-AWDの技術は、必ずしもCR-Zにフィードバックされるとは限らない(多分レジェンドや新型NSX用だと思う)が、開発車両にCR-Zを使ったのは最も効果が出やすいと考えたからでは無いのか。何故ならHONDA最高峰の新型レジェンドがある訳で、敢えてCR-Zである必要は無かったはず。まあ壊してしまった時の損失は少なくなるとは思うが。 最近のハイブリッドの高性能化、S660の発売、S1000が噂される様になる中、ハイブリッドスポーツCR-Zの存在意義が問われる様になるのは明白で、今から手を打たないとCR-Zの生き残る道は無いと考えます。 私が考えるその方法とは 1. CR-Zに1500ccのダウンサイジングターボモデルを追加する。 ※燃費も加速も良くなり、安く出来るためサーキット入門用として最適。 ※想定価格は200万円以下 2. 1.の仕様の中に、従来のSH-AWD仕様の4輪駆動モデルも設定する。 ※MRスポーツカーに対抗できる旋回性能を実現。 ※想定価格は250万円以下 3. ハイブリッドはelectric SH-AWD方式で排気量を2000cc前後とする。 ※これ位高性能になれば、ハイブリッドスポーツとして生き残れるはず。 ※想定価格は300万円前後 まあ後ろを振り返らないHONDAですから、このままジリ貧になって行くのは予想できるのですが、HONDA=スポーツの図式がどんどん崩れていって、若い人から敬遠される様になっては将来は無いと思うのです。 普通の人が買えてレースに参加できるHONDAのスポーツカーは現行ではCR-Zのみであり、予算に応じた性能を持つスポーツカーをラインナップする事は絶対必要と思います。 2015年7月9日 追記 【PPIHC2015】パイクスピーク インターナショナル ヒルクライム 現地レポート:飯田裕子 ※パイクスピークのレース結果がレポートされていたため追記。 鈴鹿サーキットでS660 / BEAT / N-ONE向けのHonda Sports Driving Meeting-Kが開催される! ※全ての対象車はHSDMをチェック! 2015年7月15日 追記 2015年JAF全日本ダートトライアル第5戦で、今年からCR-Z(ZF2)で参戦している児島選手がPN1クラスで優勝しました。動画の一番最初の車。 2015年7月18日 加筆、及び別の動画があったので追加 20150712 dJ5 50 n 11 児島泰選手 1s 20150712 dJ5 50 n 11 児島泰選手 2s JAF全日本ダートトライアル第5戦 PN1クラス リザルト JAF全日本ダートトライアル PN1クラス ポイント表 2015年8月26日 BeeRacingでCR-Z(CVT車)のチューニング事例があったため追記 HKSスーパーチャージャー取り付け&BR-ROMセッティングにて燃費が向上☆喜んで頂いております☆ |