My First Blog by am3d

BAI式ブログサービスを利用した、時空を超えた(注:時系列を無視した(^^;)日記。
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今更ながらヴェゼル(笑)
今更ながらヴェゼルの話。

なぜ今頃なのかと言うと、面白い表現をしている約1年半前の試乗記事を、たった今見つけたから(^_^;)

その表現とは「ハイブリッドは基本的にスポーツモデルと考えたほうがいい」と言うもので、乗り心地に関して言えば「1.5リッター(ガソリンエンジン車)の方が快適」らしい。

また、ヴェゼル専用にチューンしたリアルタイムAWDは、一般的な4WD制御より明らかにリアへのトルク配分が積極的で、ホンダでは異例なほど“曲げる4WD”であるそうな。

今までヴェゼルに関しては、ハイブリッドの燃費や7速DCT、リアクティブフォースペダル、クーペとSUVとの融合について書かれてきたので、「ああ面白い車を作ったんだな」位しか感想が無かったのですが、この試乗記事ではスポーツ性について書かれていたためびっくりしたと言う訳です。

特に私が食いついたところは “曲げる4WD”(^_^;)

私が以前乗っていたモビリオスパイク4WDも、高速コーナーで皆が減速する中、私だけが駆け抜ける事ができて優越感に浸っていたものですが、ヴェゼルのAWDは積極的に曲げる様にチューニングされているんですね。これは凄い!

4輪全てに動力が繋がっていると直進方向に力が働くため、カーブを曲がり難くなるのが普通ですが、道路に合わせて曲がる様になれば、コーナリング中の力のロスが無くなるため、コーナリングスピードが高くなります。これは面白いかも!

リアルタイムAWDなので直線では前輪駆動で、限界に近いスピードでカーブに差し掛かるとタイヤの僅かな回転差を検知してAWDに切り替わり、曲げるAWDのため頭がイン側に向き、4輪全ての動力を使って駆動力を掛けながらコーナリングして行き、直線に戻ると回転差が無くなるため前輪駆動に戻ると言う事か。

しかし本当にこれが出来るのならSH-AWDは必要無いのでは?
と言う疑問が浮かび上がる。これは買って乗っている人にしか分からないだろうし、しかもSUVなので公式レースには参加できないはずだし、通常走行で限界付近まで走らせる人はほとんど居ないだろうから、謎のままで終わりそうだね。
| am3d | HONDA全般 | 23:40 | - | - |
私のインサイトと気になる車S660 その6
今日はインサイトの話は後に回して、いきなりS660の話。

私はS660を生っ粋のスポーツカーだと思っています。

何を今更と言われるかも知れませんが、この辺のニュアンスの違いを明確にしておかないと、誤解を招く恐れがあるからです。と言うのは、youtubeで時々見かける「もっと高級なスポーツカーに乗っている自分からしてみればS660はスポーツカーとは言えない」と、もっともらしいホラを吹く人間が多い事に呆れたから。

S660は軽自動車という枠組みの中で本格的なスポーツカーを創るために、徹底的に無駄を排除した生っ粋のスポーツカーです。
※大事な事なのでもう一度(^_^;)

【6速マニュアルのS660では】
最近のCVT車や大排気量MT車は、極低速度からでも加速できる様に設定されているのが普通ですが、S660の6速マニュアル車では660ccエンジンのトルクバンドそのままが出て来るため、エンジン回転数(3000〜6000回転)を意識せずに通常の車と同じ様な操作をすると「この車、全然加速しない」となる。
1速 ・・・ 0 〜 35 km/h  発進加速用
2速 ・・・ 30 〜 60 km/h  ワインディングロード常用域
3速 ・・・ 42 〜 85 km/h
4速 ・・・ 56 〜 102 km/h
5速 ・・・ 74 〜 140 km/h
6速 ・・・ 84 〜 140 km/h  高速道路 巡行用
※生っ粋のスポーツカーは回してなんぼです。しっかりとエンジンを回しましょう(^-^)/
※大排気量MTでは回さずとも余力があるためヒール&トゥをする必要がなく、普通にブレーキを踏み、普通にシフトして、普通にアクセルを踏めば済むため、ただ単に流しているだけですのでスポーツしてるとは言えません。そんな車に慣れて(堕落して)しまった人間に、6MTのS660の良さは分かりません。
S2000の様な出来の良い車に乗っていると腕が落ちてしまう事が解かりました※BEATGARAGEさんの動画の説明文から抜粋
【ホンダ S660 試乗】すべてをさらけ出して走れる感覚…岩貞るみこ※RESONSE試乗記事

【7速パドルシフト付きCVTのS660では】
生っ粋のスポーツカーS660を乗りたいが、イージードライブしたい人向けの、美味しいとこ取りのミッション(^-^)
普段は無段変速のショックが無い走りで快適オープンドライブ。
パワーが欲しい時には、マニュアルシフトモードでキックダウンにより加速Gが立ち上がり、その加速感が長く持続する設定のおかげで、気分はフォーミュラーカー! ※でも実際には流れに追従する程度の速度のため安全(^_^;)
ホンダ S660試乗(HONDA S660) ワインディング試乗〜オレンジロード編※松下自動車の動画
ホンダ・S660 試乗インプレッション 走行編※GAZOOの動画

私がもしもS660を買うとすれば、7速パドルシフト付きCVT車にすると思いますが、CVT車を絶賛する試乗記事が少ないのが不思議ですよね。確かにヒール&トゥとギヤチェンジが決まった時の快感はCVTでは得られませんが、パドルシフトでマニュアルより小刻みにシフトする事も可能なため、思い通りの駆動力を得やすいと言う利点が有り、決してMTより劣っている訳ではありません。

2015年7月29日 コメント追加、動画追加。
2015年7月26日 タイトル変更、加筆、訂正、追記
ここからインサイトの話。

私は、ミッション関係のレバーの段数や切り替えスイッチの数が多い車ほど好きで、全ての操作系を駆使して効率良く走ることを喜びとしています。
※燃費も早さ(到着時間に差が出ない必要最低限の速さ)も効率の内。
インサイトではDレンジの無段変速、Sレンジの無段変速、Sレンジのパドルシフトに止まらず、ECONボタンも私にとってはギヤの一つで、走行中に頻繁に切り替えしています(^-^)
LレンジだけはSレンジ中のパドルの両引き数秒でしか選択できず、素早く切り替えできないため常用できないのが辛いところですが(^_^;)

インサイトの前に乗っていたハイカム搭載1500ccVTECのモビリオスパイク4WDでは、L→D(Sボタン先押し)→D(Sボタン解除)と切り替えて信号ダッシュを決めていました。この時は燃費も気にしていましたが、どうすれば良くなるのか分からないため、速く走る方を優先していましたね(^_^;)

インターナビ付きのインサイトに乗るようになってからは、日毎やエンジン始動からエンジン停止までの燃費情報が見れるようになり、Excelでデータを分析←→実走行で実験を繰り返し、効率の良い走り方を追求する楽しさに目覚めて行ったのです(^-^)

※日毎やエンジン始動からエンジン停止までの燃費記録が自動で残る機能は、現在のところインターナビ搭載車のみです。サードパーティーから細かな燃費記録が全て残る物が出ない限り、燃費でホンダ車を選ぶ時はインターナビを必ず付けましょう。
| am3d | S660 | 23:11 | - | - |
もう一度、N-ONEについて調べてみた(^_^;)
HONDAの競技車両登録について調べた時、CR-ZとN-ONEが出て来た。

CR-Zは走るためだけの形(2+2レイアウト)なので登録されて当然と思いますが、N-ONEはちょっと意外でした。でもN-ONEオーナーズカップが開催できるのは、登録されているからなんですけどね。しかし発売からすぐにN-ONEオーナーズカップの話が出て来て、あれっと思った事も事実です。HONDAは売り出す前から、N-ONEをスポーツカーとして育てようと考えていたという事になります。

ではN-ONEはどんな車か、改めて記事(試乗記事含む)を集めてみました。
《初期モデル》
ホンダ N ONE 試乗レポート/渡辺陽一郎 (2/2)
ホンダ N ONE 試乗レポート/吉田由美 (2/2)
2013ホンダ雪上試乗レポート「CR-V・N ONE・N BOXからアクティトラックまで! ホンダの市販車で雪上試乗を満喫!」編 (1/2)無限 N-ONE 試乗レポート/岡本幸一郎 (3/3)
その走り、まさにプレミアム「Modulo N-ONE」
【ホンダ N-ONE 発売】本来の「ダウンサイジング過給」を目指す
【ホンダ N-ONE 発売】ツートンカラーは魔法のアイテム
【ホンダ N-ONE 発売】スマホナビを本格採用
【ホンダ N-ONE 試乗】懐古主義を超えた志高いヘリテージカー…青山尚暉
【ホンダ N-ONE 試乗】真打ちはツアラー性能極まるターボモデル…青山尚暉
【ホンダ N-ONE 試乗】市街地走行よりロングツーリングに適性…井元康一郎
ホンダ N-ONE、ロングドライブでのトータル燃費は22.4km/リットル
【ホンダ N-ONE 試乗】軽自動車を超える気概で作られた内外装と走り…松下宏
【スマートフォン&モバイルEXPO】N-ONE用ナビアプリ「いつもNAVI[ドライブ]」を参考出展
《マイナーチェンジ後》
ホンダ N-ONE、燃費を28.4km/リットルに改善 安全性能も向上
【ホンダN-ONE G・Aパッケージ 試乗】燃費改善も爽快な走り、ターボは要らないかも…島崎七生人
【ホンダ N-ONE ツアラー Aパッケージ 試乗】気持ちを軽くするカラフルさ…島崎七生人
ホンダ N-ONE 特別仕様…ナビ装着スペシャルパッケージなどを装備
無限、新型N-ONE用パーツを発表…エアロパーツのカラー追加など
と、膨大な記事がありました。

改めて見直してみると、N-ONEは「優遇のあるフィット」を目指して開発され、それまでのフィット1.3を上回る「走行性能」「安全性」「プレミアムな装備」「貧乏臭くならない外観」を投入されたモデルで、その背景には「国内の自動車関連企業で働く人の雇用を守るため」という壮大な志がありました。HONDAが本気で勝負に出た軽自動車だったのです。

実は以前に試乗した事があり、試乗後の感想を書く紙に80点と書いた記憶があります。その時は既にインサイトに乗っており、インサイトの安定感と静粛性に満足していましたので、元気はいいがふわふわする乗り心地と、エンジン音が盛大に響き渡るN-ONEに魅力を感じなかったのです。但し当時iPhoneを使用していた私は、ディスプレイオーディオが羨ましかったですけどね。

競技車登録の話に戻ると、発売前に既に大量のバックオーダーを抱えており、N-ONEを使って「オートマ限定免許保持者でも出られるレース」を開催する事が決定した為、競技車登録したと言う事です。

しかしN-ONEのワンメイクレースのおかげで、保安基準適合のアフターパーツが色々出て来ており、N-ONEをもっと強化したい人にはアフターパーツを選ぶ楽しみが増えたことになります。

サスキットバケットシートや4点式シートベルトオイルクーラーロールケージチェッカーやデカール等は、普通の軽自動車ではまず考えられませんからね。

2015年7月11日 タイトル・カテゴリー変更、誤記訂正、補足事項追記
2015年国内車両規則第4編 付則 レース競技に参加するドライバーの装備品に関する付則が改定され、頭部の動きを抑制する装置(FHRシステム:HANS)の装着が義務付けられています。
但し2000cc以下のナンバー付き車両については2017年より義務化される予定で、今現在は装着推奨段階であるため未装着でもレースに参加できますが、付けておいた方が良いことに変わりはありません。
今後、N-ONEオーナーズカップでも認定品(または指定品)が出て来ると思われますので、注意して見ておくことをお勧めします。

2015年7月12日 追記、変更
HONDA車は、同じ車種の一番高いグレードは足を固められる傾向があります。何故ならその方がサーキット(またはテストコース)で速く走らせられるから。逆に標準車より下の最廉価グレードにはスタビライザーが付きません。これはケチっているのではなく、サーキット(またはテストコース)で速く走れなくなる様にデチューンされているのです。つまりHONDAの同一車種の中では、最もグレードの高い車が速く固い足、最もグレードの低い車が遅いふわふわな足となります。
※私が乗っているインサイトLS(インサイト発売当時の上級モデル)も足が固いですが、私や家族は昔から慣れている為問題有りません。

しかし他のメーカーでは高いモデルになる程、速さよりも乗り心地重視となる傾向にあり、昔からHONDA車に乗って居られない方は、上級モデルを買ったのに乗り心地が悪いと不満が出ます。

ここまでの説明でお分かりの様に、N-ONEの上級モデル(プレミアムツアラー)も足が固い事になります。が、それが解っている為、アフターパーツメーカーから乗り心地と走りを両立した、サスペンションキットが出て来るのです。

特にSHOWAチューニングは、よりキビキビ走る為のSPORTSと、より乗り心地良く走る為のCONFORTの2種類を同一車種に設定する、アフターパーツメーカーとしては珍しい会社ですが、今回、SHOWAチューニングからは、N-ONE(ツアラー15インチ)用にSPORTSのみの設定でサスキットが出て来ました。

N-ONE用のSPORTS(型番:V0501-10B-00)は、操縦安定性と気持ち良さの絶妙なバランスを取ったと言う事ですので、しっかり感は増すものの不快ではない足に仕上がっているのではないでしょうか。また良い足は、タイヤの接地性が向上し伝達ロスが減少するため、燃費の向上も期待できます。

プレミアムツアラーを購入された方で、乗り心地に不満が有り、走りも燃費も良くしたい方は、SHOWAチューニングのサスキットを導入してみては如何かな?

2015年7月17日 N-ONEがマイナーチェンジされて本日より発売!
◯質感向上(標準装備品拡大を含む)と、新色の追加
◯低全高タイプ「LOWDOWN(ローダウン)」を追加
新デザインのルーフ、スポイラー、ローダウンサスペンションにより全高を65mm下げ、1,545mmとすることで多くの立体駐車場に対応した、スポーティーな外観のLOWDOWN(ローダウン)を追加
◯「Modulo X」を追加
専用のエアロバンパー、フロントグリル、サイドシルガーニッシュなどのエクステリアパーツに加え、高剛性バンパービーム、専用デザインマフラー、サスペンション、ブレーキパッド、アルミホイールなどを装備。さらに、EPS、CVT(Sレンジ)を専用セッティングとすることで、上質で軽快な走りを実現。
※Modulo Xにはモデューロサスペンション(初代FITの時にモデューロサスがバカ売れした事は衆知の通り)が入っているため、しっかりしつつも良好な乗り味に成っているはずだ。2015年8月21日追記
| am3d | New Next Nippon Norimono | 21:43 | - | - |
私のインサイトと気になる車S660 その5
7月に入り梅雨真っ只中ですが、気温が高いおかげでインサイトの燃費も上がって来ています。もちろんエアコンはOFFですけど。

タイヤの空気圧の管理をサボっていなければもっと行ったと思いますが。

タイヤの空気圧はタイヤが冷えた状態で点検し、2.7kg/cm2(約265kPa)を下回らない様にしましょう。但し車が跳ねる場合は規定値に合わせましょう。

続いてS660の話(^_^;)

相変わらず受注が好調な様で、来年6月までの予約が埋まり、次の受注は10月下旬頃になるとか。

その好調な受注の背景には、S660の燃費の良さも貢献していると思われます。と言うのもオーナーの方のブログを見ていると、結構燃費が良いと驚いておられる方が多い事に気が付きます。

スポーツカーに燃費は必要無いと思われがちですが、実はスポーツカーを手放す一番の要因は維持費が嵩むことで、その中でも燃費が悪い為に毎月のガソリン代がバカにならない事が挙げられます。ガソリン代を減らそうとすれば特別な日以外は乗らなくなり、乗らないのに車の税金や保険、点検整備、車検でお金が掛かる為、段々とお荷物になり、仕舞いには手放す事になるのです。

S660は『飲み会を1回我慢すれば維持できる事』を目指して開発されたスポーツカーですので、諸経費の安い軽規格であり、燃費の良いアースドリームテクノロジーのエンジンを積んでいるのです。
更にS660には、スーパーカー並みの外観、季節を感じ取れるオープンカー、コーナリングスピードが段違いに速いMR、誰でも安全にスポーツ走行ができるアジャイルハンドリングアシストを装備し、しかも車との一体感を感じ取れるチューニングを施している為、長期間維持する事も苦にならない名車確定の出来栄えだから、受注好調なのも頷ける。

S660が受注好調と言っても日産48台ではHONDAの売り上げには影響無いが、S660効果でHONDAの他の車が売れているのでは?と感じる。S660を一目見ようとHONDAを訪れた人達が、他の車を試乗してHONDA車の良さに気付き、N-BOXやステップワゴン等を買っているのではないかと思う。

そう言えば、この前HONDAのディーラーに立ち寄った時、車屋には似つかわしくない格好で来ていた若いカップルを目撃した。その時は変な人達だなぁと思っていたが、よくよく考えてみるとバイク乗りの格好だった。しかもS660をレンタルしていた様だったのでちょっと調べてみると、納得の理由があったのだ。それは・・・
1. 2シーターの車は、バイクのタンデム(二人乗り)と同じ。
2. 突然の雨で、停車して雨除けを装備するのはバイクと同じ。
3. すっきりとした装備はバイクと同じ。
4. レスポンスの良い走りは共通するものがある。
5. ハンドリングがシャープなのも共通の特徴。
6. コーナリングの限界速度はS660も高い。
7. 安全装備はS660の方が上。
8. S660には、オープンでも効くエアコンがある。
9. 同乗者も前方が見易く、声を張り上げなくても会話可能。
等々、バイクのライダーから見たS660には欠点が見当たらない!

今は3輪のバイクも売られているが、S660を4輪のバイクと考えればこれ程良く出来た車は無いだろう。

2015年7月9日 生産台数誤記訂正
| am3d | S660 | 22:06 | - | - |
HONDAの2015パイクスピークへの挑戦結果
パイクスピークとはアメリカの高い山の事だが、中腹から頂上付近まで一気に駆け上がるレースが開催された。

HONDAも色々な形で参戦しているが、私が興味を持ったのはエキシビジョンクラスのElectric SH-AWD with Precision All-Wheel Steerだ。

若手技術者の挑戦の場として賞典外のクラスで参加されたものだが、その結果は総合14位と十分なものだった。

総合順位:14 車番:901 クラス:PPC-Exhibition
クラス順位:1 ドライバー:Tetsuya Yamano (R)
ラップタイム:10:23.829 平均速度:69.250 車体:Honda

因みにドライバーはHONDA CR-Zで全日本ジムカーナに出場されている山野哲也氏だ。ジムカーナ戦を欠場しての参加となるため、この開発への意気込みが伺える。

私が興味を持った理由は、この901号車がCR-Zをベースに作られていた事。CR-Zの特性を知り尽くしているからこその山野氏の起用だったと納得した訳だ。

ただ車名の精密全輪操舵付き電気式SH-AWDの技術は、必ずしもCR-Zにフィードバックされるとは限らない(多分レジェンドや新型NSX用だと思う)が、開発車両にCR-Zを使ったのは最も効果が出やすいと考えたからでは無いのか。何故ならHONDA最高峰の新型レジェンドがある訳で、敢えてCR-Zである必要は無かったはず。まあ壊してしまった時の損失は少なくなるとは思うが。

最近のハイブリッドの高性能化、S660の発売、S1000が噂される様になる中、ハイブリッドスポーツCR-Zの存在意義が問われる様になるのは明白で、今から手を打たないとCR-Zの生き残る道は無いと考えます。

私が考えるその方法とは
1. CR-Zに1500ccのダウンサイジングターボモデルを追加する。
 ※燃費も加速も良くなり、安く出来るためサーキット入門用として最適。
 ※想定価格は200万円以下
2. 1.の仕様の中に、従来のSH-AWD仕様の4輪駆動モデルも設定する。
 ※MRスポーツカーに対抗できる旋回性能を実現。
 ※想定価格は250万円以下
3. ハイブリッドはelectric SH-AWD方式で排気量を2000cc前後とする。
 ※これ位高性能になれば、ハイブリッドスポーツとして生き残れるはず。
 ※想定価格は300万円前後

まあ後ろを振り返らないHONDAですから、このままジリ貧になって行くのは予想できるのですが、HONDA=スポーツの図式がどんどん崩れていって、若い人から敬遠される様になっては将来は無いと思うのです。

普通の人が買えてレースに参加できるHONDAのスポーツカーは現行ではCR-Zのみであり、予算に応じた性能を持つスポーツカーをラインナップする事は絶対必要と思います。

2015年7月9日 追記
【PPIHC2015】パイクスピーク インターナショナル ヒルクライム 現地レポート:飯田裕子
※パイクスピークのレース結果がレポートされていたため追記。

鈴鹿サーキットでS660 / BEAT / N-ONE向けのHonda Sports Driving Meeting-Kが開催される!
※全ての対象車はHSDMをチェック!

2015年7月15日 追記
2015年JAF全日本ダートトライアル第5戦で、今年からCR-Z(ZF2)で参戦している児島選手がPN1クラスで優勝しました。動画の一番最初の車。

2015年7月18日 加筆、及び別の動画があったので追加
20150712 dJ5 50 n 11 児島泰選手 1s
20150712 dJ5 50 n 11 児島泰選手 2s

JAF全日本ダートトライアル第5戦 PN1クラス リザルト
PN1クラスリザルト
JAF全日本ダートトライアル PN1クラス ポイント表
第5戦切谷内終了時点のポイント表

2015年8月26日 BeeRacingでCR-Z(CVT車)のチューニング事例があったため追記
HKSスーパーチャージャー取り付け&BR-ROMセッティングにて燃費が向上☆喜んで頂いております☆
| am3d | ホンダCR-Z | 20:15 | - | - |
S660のサーキット走行の現状と課題について考えてみた
車の技術者でもない私が何とごたいそうなタイトルを掲げてみた(^_^;
と言うのも、あれこれ調べていくうちに気になったところがあったためだ。

《現状分析(^_^;》
VSA OFFでサーキットを走った人の動画で、走行中ほとんどの場面でVSAランプが点灯していた。VSAはOFFなのでAHA(アジャイルハンドリングアシスト)が介入していると言う事だ。いくらサーキットと言えど、ほとんどの場面で挙動が乱れる訳ではないため、多分に(安全方向への)味付けが入っていると見る事ができる。

《課題1》
安全方向へのマージンは公道を走る場合には大切な事だが、スポーツカーである以上サーキットも走る事がある訳で、限界に挑戦する前に車がブレーキをかけてしまうのは如何なものか。AHAを無効にする操作を公表するか、サーキットでタイムアップする方向へ改良するべきだと思います。

普通の人はVSAすらOFFにしないと思うので、AHA無効の操作を公表しても害は無いと思います。※私のインサイトのVSAは一度もOFFにして走った事はありません。VSAがあった方が安全に限界付近まで使えるから。

《課題2》
サーキットのS字コーナー等で縁石を踏むと、段差があるところでは片輪が浮いてしまい、LSD(リミテッドスリップデフ)が入ってないS660のデフでは浮いた車輪が空転し、接地している車輪に駆動力が伝わらず、結果としてタイムロスが発生するジレンマが出る。

《要望》サーキットモード(空転した後輪にブレーキを掛けて空転前の回転速度と同じになる様に制御し、通常はブレーキを掛けない)を選択出来る様にして、サーキットでのパフォーマンスを向上させて欲しい。

《その他の課題1》
S660はオープンカーであるため、JAF公式競技に参加するには後付けのロールケージが必要だが、現状ではS660のロールケージを開発しているところは見つからない。無限から発売予定のハードトップを付ければ出られるのかは知らないが。

《その他の課題2》
S660がJAF公式競技に参加するには、HONDAが競技車両として登録しなければならないはず。既に申請中かも知れないが。

※2014年8月31日までで登録されているのは以下の通り。
《JAF公認車両》※有効期限2014年までのものを除く。
公認No.  FIA公認年    車名     型式  有効期限
------------------------------------------------------------------------
JA-215   2007年  シビックタイプR  FN2  2017年
FN-084   2007年  シビックタイプR  FN2  2017年
JA-225   2013年  CIVIC 1.4 Sport  FK1  2020年
《JAF登録車両》※最終のS2000以降のみ掲載。
登録No.   登録年    車名      型式  原動機
------------------------------------------------------------------------
JH-108   2005年  S2000       AP2   F22C
JH-109   2007年  シビック TYPE R  FD2   K20A
JH-110   2008年  フィット RS    GE8   L15A
JH-111   2010年  CR-Z       ZF1  LEA-MF6
JH-112   2012年  BEAT       PP1   E07A
JH-113   2012年  INSPIRE      CP3   J35A
JH-114   2012年  Fit        GD3   L15A
JH-115   2012年  FIT HYBRID RS  GP4  LEA-MF6
JH-116   2012年  CR-Z       ZF2  LEA-MF6
JH-117   2014年  フィット RS    GK5   LEB
JH-118   2014年 フィットハイブリッド GP5  L15B
JH-119   2014年  N-ONE      S07A   JG1

まとめ:
現状でも十分スポーツしているとは思うが、スポーツカーならサーキットで競争できる環境を整えて欲しい。ほとんどの人はサーキット走行しないだろうが、誰かがサーキットで活躍する姿を見て、『ああ、自分はスポーツカーに乗っているんだな』と実感する人も居るはずで、これから車を買う人も『何時かはHONDAのスポーツカーに乗りたい』と思ってくれるはずだから。

2015年7月3日 S660のオーナーさんがサーキット走行している動画を追加
20150514_レブ鈴鹿_S660初走行
S660 日光サーキット初走行 ノーマル参考タイム46秒760
S660で袖ヶ浦、VSA ON

2015年8月23日 正確な資料が見つかったため加筆、訂正。
| am3d | S660 | 02:07 | - | - |

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