2015.07.10 Friday
もう一度、N-ONEについて調べてみた(^_^;)
HONDAの競技車両登録について調べた時、CR-ZとN-ONEが出て来た。
CR-Zは走るためだけの形(2+2レイアウト)なので登録されて当然と思いますが、N-ONEはちょっと意外でした。でもN-ONEオーナーズカップが開催できるのは、登録されているからなんですけどね。しかし発売からすぐにN-ONEオーナーズカップの話が出て来て、あれっと思った事も事実です。HONDAは売り出す前から、N-ONEをスポーツカーとして育てようと考えていたという事になります。 ではN-ONEはどんな車か、改めて記事(試乗記事含む)を集めてみました。 《初期モデル》 ホンダ N ONE 試乗レポート/渡辺陽一郎 (2/2) ホンダ N ONE 試乗レポート/吉田由美 (2/2) 2013ホンダ雪上試乗レポート「CR-V・N ONE・N BOXからアクティトラックまで! ホンダの市販車で雪上試乗を満喫!」編 (1/2)無限 N-ONE 試乗レポート/岡本幸一郎 (3/3) その走り、まさにプレミアム「Modulo N-ONE」 【ホンダ N-ONE 発売】本来の「ダウンサイジング過給」を目指す 【ホンダ N-ONE 発売】ツートンカラーは魔法のアイテム 【ホンダ N-ONE 発売】スマホナビを本格採用 【ホンダ N-ONE 試乗】懐古主義を超えた志高いヘリテージカー…青山尚暉 【ホンダ N-ONE 試乗】真打ちはツアラー性能極まるターボモデル…青山尚暉 【ホンダ N-ONE 試乗】市街地走行よりロングツーリングに適性…井元康一郎 ホンダ N-ONE、ロングドライブでのトータル燃費は22.4km/リットル 【ホンダ N-ONE 試乗】軽自動車を超える気概で作られた内外装と走り…松下宏 【スマートフォン&モバイルEXPO】N-ONE用ナビアプリ「いつもNAVI[ドライブ]」を参考出展 《マイナーチェンジ後》 ホンダ N-ONE、燃費を28.4km/リットルに改善 安全性能も向上 【ホンダN-ONE G・Aパッケージ 試乗】燃費改善も爽快な走り、ターボは要らないかも…島崎七生人 【ホンダ N-ONE ツアラー Aパッケージ 試乗】気持ちを軽くするカラフルさ…島崎七生人 ホンダ N-ONE 特別仕様…ナビ装着スペシャルパッケージなどを装備 無限、新型N-ONE用パーツを発表…エアロパーツのカラー追加など と、膨大な記事がありました。 改めて見直してみると、N-ONEは「優遇のあるフィット」を目指して開発され、それまでのフィット1.3を上回る「走行性能」「安全性」「プレミアムな装備」「貧乏臭くならない外観」を投入されたモデルで、その背景には「国内の自動車関連企業で働く人の雇用を守るため」という壮大な志がありました。HONDAが本気で勝負に出た軽自動車だったのです。 実は以前に試乗した事があり、試乗後の感想を書く紙に80点と書いた記憶があります。その時は既にインサイトに乗っており、インサイトの安定感と静粛性に満足していましたので、元気はいいがふわふわする乗り心地と、エンジン音が盛大に響き渡るN-ONEに魅力を感じなかったのです。但し当時iPhoneを使用していた私は、ディスプレイオーディオが羨ましかったですけどね。 競技車登録の話に戻ると、発売前に既に大量のバックオーダーを抱えており、N-ONEを使って「オートマ限定免許保持者でも出られるレース」を開催する事が決定した為、競技車登録したと言う事です。 しかしN-ONEのワンメイクレースのおかげで、保安基準適合のアフターパーツが色々出て来ており、N-ONEをもっと強化したい人にはアフターパーツを選ぶ楽しみが増えたことになります。 サスキット、バケットシートや4点式シートベルト、オイルクーラー、ロールケージ、チェッカーやデカール等は、普通の軽自動車ではまず考えられませんからね。 2015年7月11日 タイトル・カテゴリー変更、誤記訂正、補足事項追記 2015年国内車両規則第4編 付則 レース競技に参加するドライバーの装備品に関する付則が改定され、頭部の動きを抑制する装置(FHRシステム:HANS)の装着が義務付けられています。 但し2000cc以下のナンバー付き車両については2017年より義務化される予定で、今現在は装着推奨段階であるため未装着でもレースに参加できますが、付けておいた方が良いことに変わりはありません。 今後、N-ONEオーナーズカップでも認定品(または指定品)が出て来ると思われますので、注意して見ておくことをお勧めします。 2015年7月12日 追記、変更 HONDA車は、同じ車種の一番高いグレードは足を固められる傾向があります。何故ならその方がサーキット(またはテストコース)で速く走らせられるから。逆に標準車より下の最廉価グレードにはスタビライザーが付きません。これはケチっているのではなく、サーキット(またはテストコース)で速く走れなくなる様にデチューンされているのです。つまりHONDAの同一車種の中では、最もグレードの高い車が速く固い足、最もグレードの低い車が遅いふわふわな足となります。 ※私が乗っているインサイトLS(インサイト発売当時の上級モデル)も足が固いですが、私や家族は昔から慣れている為問題有りません。 しかし他のメーカーでは高いモデルになる程、速さよりも乗り心地重視となる傾向にあり、昔からHONDA車に乗って居られない方は、上級モデルを買ったのに乗り心地が悪いと不満が出ます。 ここまでの説明でお分かりの様に、N-ONEの上級モデル(プレミアムツアラー)も足が固い事になります。が、それが解っている為、アフターパーツメーカーから乗り心地と走りを両立した、サスペンションキットが出て来るのです。 特にSHOWAチューニングは、よりキビキビ走る為のSPORTSと、より乗り心地良く走る為のCONFORTの2種類を同一車種に設定する、アフターパーツメーカーとしては珍しい会社ですが、今回、SHOWAチューニングからは、N-ONE(ツアラー15インチ)用にSPORTSのみの設定でサスキットが出て来ました。 N-ONE用のSPORTS(型番:V0501-10B-00)は、操縦安定性と気持ち良さの絶妙なバランスを取ったと言う事ですので、しっかり感は増すものの不快ではない足に仕上がっているのではないでしょうか。また良い足は、タイヤの接地性が向上し伝達ロスが減少するため、燃費の向上も期待できます。 プレミアムツアラーを購入された方で、乗り心地に不満が有り、走りも燃費も良くしたい方は、SHOWAチューニングのサスキットを導入してみては如何かな? 2015年7月17日 N-ONEがマイナーチェンジされて本日より発売! ◯質感向上(標準装備品拡大を含む)と、新色の追加 ◯低全高タイプ「LOWDOWN(ローダウン)」を追加 新デザインのルーフ、スポイラー、ローダウンサスペンションにより全高を65mm下げ、1,545mmとすることで多くの立体駐車場に対応した、スポーティーな外観のLOWDOWN(ローダウン)を追加 ◯「Modulo X」を追加 専用のエアロバンパー、フロントグリル、サイドシルガーニッシュなどのエクステリアパーツに加え、高剛性バンパービーム、専用デザインマフラー、サスペンション、ブレーキパッド、アルミホイールなどを装備。さらに、EPS、CVT(Sレンジ)を専用セッティングとすることで、上質で軽快な走りを実現。 ※Modulo Xにはモデューロサスペンション(初代FITの時にモデューロサスがバカ売れした事は衆知の通り)が入っているため、しっかりしつつも良好な乗り味に成っているはずだ。2015年8月21日追記 |