2015.09.19 Saturday
S660の熱害対策について考える
S660の情報を集めていくと、熱こもりが原因と思われる書き込みが多いことに気付く。
(吸気温度が上がるため)信号待ちからの出足がもっさりする。 (吸気温度が上がるため)優しく運転すれば燃費が良くなる。 (ラジエーター温度が高いため)ユーティリティーボックスが熱くなる。 (エンジンルームの温度が高いため)リアウィンドウを開けると熱気が入り込む。 以前アクティブスポイラーについて考察した時、熱こもり対策としての可動機構だと感じた訳ですが、それ以外にもS660には多くのダクト(穴)やスリット(溝)が有り、空気による冷却効果を重要視していると思われます。 ※ エンジンルームカバーのスリットは、雨の侵入を許してでも熱の放出を優先している。 ※ エンジンルームカバーのコブは、熱伝導性が高い鉄板を更に曲げる事で、表面積を増やして放熱効果を高めている。 走行風による冷却は停車時は働かないため、信号待ちではボンネット内やエンジンルーム内の温度がグングン上昇します。 その対策について幾つか考えてみました(^_^;) 対策1 HONDAが実施している熱対策をムダにしない! ・ボンネットフードやエンジンルームカバーは熱伝導の良いものを。 ・スリットやダクトは塞がない。 ・車に乗っている時は、アクティブスポイラーを常に上げておく。 対策2 積極的に熱対策をする! ・ラジエーターにローテンプ サーモスタットを付ける。 ・ROMチューンして、ラジエーターファンの作動温度を下げる。 ・エアー取り込み口からエアー吸入口まで専用配管を設置する。 ・熱伝導性の高いアース線を、該当部位とボディー間に設置する。 ・電動ファンをエンジンルームカバーのスリットに向けて取り付ける。 ・エンジンルーム用にエアー導入配管(またはプレート)を追加する。 但しこれから寒い季節になって行きますので程々に。特に短距離通勤の方は目的地に到着するまでずっと暖機運転(エンジン回転数が高い状態が続く)と言う事にも成りかねませんから。 ここからはネットで見るS660ユーザー層の話。 S660の発売から約半年間、色々なユーザーの書き込みを見てきましたが、皆んなとは言いませんが、車に疎い人が多い様な気がします。 (1) 下回りのサビについて大騒ぎする。 自動車は完全防錆ではありません。はしゃいで海沿いへ行って、帰ってからも下回りの洗浄をしなければ錆びるのは当たり前です。 居住地が海沿い、又は融雪剤を撒く程の寒冷地ならば、舗装道路が錆びる程の塩害に晒されるため、ディーラーのサービスメニューに「下回り錆止め塗装」と言うメニューが有るのです。 私は海へ行くのが好きなため、「下回り錆止め塗装」をあらかじめ施工してもらっています。 (2) ネジが丸見えとかで文句を言う。 綺麗に塗装されたネジが見えた位で何が不満? 高々200万円位の車に一体どれ程要求するのでしょうか? 今や普通の軽でもオプションフル装備すればそれ位になるし、スポーツカーとして成立させるための数々の専用装備を考えれば、破格の安さと言っても過言ではないでしょう。 それでも若い人にも買えるようにと、この値段にまとめたHONDAは偉い!と賞賛されるべきなのに、文句を言うとはバチあたりも甚だしい。 (3) チューニングと称してエアクリを脱脂? エアクリを掃除機のフィルター程度に思っているのでしょうか? エアクリはゴミを通さないためだけに付けてあるのではありません。 ディーゼル車の排気ガスやPM2.5等の大気汚染物質に含まれる、微小な有害金属からエンジンを守るためにあるのです。 永く乗るつもりがないのなら好きにすればいいですけど。 (4) 評判が良くないから付いているのに使わない? センターディスプレイとスマホを繋げばナビとして使用できるが、HONDAのインターナビに慣れていない人はその良さが理解できずに文句を言う。それ自体は人それぞれの感じ方だから仕方ないが、まだ使ってもいない人が、無料お試し期間があるにもかかわらず、評判が悪いからと使わないとは、何とも情けない。自分で使って自分で判断できないのだろうか? HONDAのインターナビの一番の特徴は、膨大なバックデータとリアルタイムのプローブ情報による、到着予測時間の正確性だ。 たまに抜け道(酷道)を案内したり、高速を上ったり降りたりする事は有るが、目的地に予定時間に着ける事を考えれば些細な問題だ。 他の多くのナビでは目的地に予定時間に着けないが、目的地に予定時間に着く事はナビの存在意義でしょ。 予定していた時間に着かなくても良いなら、ナビ無しでも行けるから。 (5) 暴走行為を繰り返し、ブレーキパッドが直ぐに減ると文句を言う。 ブレーキは摩擦により運動エネルギー(車重×車速の2乗×1/2)を熱として放出する装置です。当然、高い速度からの強いブレーキは異常な高熱を発生し、ブレーキパッドの耐熱温度を超えて、擦り減るのではなく、焼き固めた樹脂がガス化して急激に無くなります。 いつもフル加速からフルブレーキをするような運転では、市販車のブレーキパッドが直ぐに無くなるのは当たり前です。 スポーツ走行をしたいのであれば、モデューロのブレーキパッドや無限のブレーキパッドに変えるのが普通で、よりハードな走行にはレースショップ製のパッドが必要になってきます。もちろんパッドだけ変えれば良いという事ではなく、高熱によりブレーキフルードが沸騰してエア噛みを起こすと制動力が無くなり大変危険ですので、ブレーキフルードも無限、制動屋、DIXCEL等の高耐熱のものにする必要があります。またフルードを交換するのなら、ブレーキラインも膨張の少ない金属メッシュのものに交換し、初期制動性やペダルタッチを改善するのが普通です。 (6) 純正パーツを高いと言って安物を取り付ける。 モデューロや無限のパーツの値段は確かに値が張ります。 しかしその理由を考えた事があるのでしょうか? 純正部品である以上、機能や見た目以上に耐久性や安全性が求められるのです。 中華パーツやヤフオクパーツ等は、事故やそれに伴う火災の時、人を傷付けないように考慮されているのでしょうか? 全てのパーツに危険が有るとは言いませんが、固いものは事故等で壊れた時の怪我、燃えやすいものは火傷、通電するものは車両故障や火災、機能部品は車両寿命短縮のリスクがある事を知っておくべきです。 そのリスクを承知の上で安い方を選ぶのなら好きにすればいいですけど。 (7) エアクリを改造する為にインターネットで安いフィルターを買う。 HKSのフィルターの偽物が、数年前からインターネット上で出回っています。ググって見ればいっぱい出てくる偽物情報が有るにもかかわらず、安物買いが横行しています。 特にヤフオク等で安過ぎるものは間違いなく偽物と思った方が良いでしょう。素人目には判別出来ない程精巧に似せて造られているため、正規HKS商品取扱店等の信頼の置ける販売店で購入すべきです。ただのスポンジに金を払い、エンジンにダメージを与えるだけですよ。 (8) HONDAと横浜ゴムとのコラボによる素晴らしいタイヤを偽物呼ばわりする。 S660の前後異径タイヤには、サーキット用のハイグリップタイヤをストリート寄りにチューニングし、普段使いのできる耐久性を持たせた素晴らしいタイヤが装着されています。 車でサーキットをアタックした事のないスポーツ走行ど素人が、聞きかじりした知識のみで偽物スポーツタイヤ呼ばわり。偽物呼ばわりするのなら本物と言ってる方を装着するのかと思えば、何と!エコタイヤを装着すると言う。 エコタイヤはスポーツタイヤとは真逆。コンパウンドを硬くして接地面積を少なくし、転がり抵抗を下げるためのタイヤ。当然タイヤは長持ちするが、スポーツ走行するためのタイヤじゃない。散々純正タイヤにケチをつけたけど、タイヤの減りが早いのが気に食わなかっただけの、ただのケチじゃないの? (9) 見栄えを気にしてスポーツカーを重くする。 スポーツカーにとって軽量化は一番重要な要素。HONDAがグラム単位で削っていった車重を、スポーツカーにとって役に立たないカバー類であっさりと無効にする。バネ下重量だけ気にして下げても、バネ上重量を増やせば車の重心を上げる事になる。バネ下の軽量化をするならば、バネ上も同様の軽量化が必要で、その真逆をやるという事は、バランスの良いスポーツカーを普通の車にデチューンする行為と言えるだろう。 まとめ: 色々文句を言う前に、自分で調べ(考え)て自分で解決しましょう(^-^)/ 何でも人のせいにしていては、何時まで経ってもレベルアップしませんよ。 2015年9月26日 (7)追記。 2015年9月28日 (8)追記 2015年9月30日 (8)の補足と(9)追記 |