2012.11.17 Saturday
HONDAが新たな小型車向けハイブリッドシステムを発表!
2012年11月13日 HONDAが新たな小型車向けハイブリッドシステムを発表した!
その名も、SPORTS HYBRID i-DCD(スポーツ・ハイブリッド・インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ) その特徴は 1. 新開発アトキンソンサイクル1.5L VTEC+VTCエンジンで効率アップ。 2. 高出力モーター内蔵エンジン切り離し機構付き7速i-DCT(インテリジェント・デュアル・クラッチ・トランスミッション)で駆動ロス低減。 3. 電動サーボブレーキで減速エネルギーを極限まで回生。 4. リチウムイオンバッテリーパック2個搭載でモーター出力アップ。 5. ベルト駆動していたものを全て電動化しエネルギー利用効率アップ。 要素技術を見てみると、アトキンソンサイクルエンジンはエコウィルや発電機で開発済み。デュアルクラッチトランスミッションはスポーツバイクで開発済み。電動サーボブレーキはFIT-EVで開発済み。リチウムイオンバッテリーはCR-Zに搭載済みですので、何れも未発表技術ではないが、HONDAが誇る最新技術を一堂に会した集大成の様なシステムだ。 その制御方法は、発進と低中速クルーズ時はエンジンを切り離してモーターのみで走り、加速と高速クルーズ時はエンジンがアシストする方式。 アトキンソンサイクルエンジンは効率は良いが非力なため、アシストの考え方がこれまでとは逆転してしまっているが結果は同じ事。 ※インサイトLSでは、クルーズ時はエンジンのみで走行すると発表されているが、実際にはモーターは全速度域に渡って介入しており、バッテリー残量が十分にある状況では、アシストメーターが振れていない時でもトルクフルに走り、高速走行中でも定速走行時はモーター走行しようとする程だ。私は高級感のあるトルクフルな走りをしたいので、そんな時は7速モードに切り替えてモーター走行しない様にしてバッテリーを温存しています(^_^) SPORTS HYBRIDと銘打ったこのシステムの走りを勝手に予想すると(^^; 1. 発進と低中速クルーズは、モーターのトルクフルで経済的な走り。 2. 加速時はエンジンも参加し、7速i-DCTによる加速Gが体感できる走り。 3. 高速クルーズ時はモーターとエンジンの協調制御による経済的な走り。 となるが、バッテリー消費が進んだ時の走りがどうなるかは予想不能。 最後に燃費。と言うか、小型車のハイブリッドではこれがメイン。 この図の中の現行モデルと言うのが気になるんですよね〜。 HONDAのハイブリッド専用車は、現代のスペシャリティーカーだと私は思っていますので、他車に無いスペシャルな装備(夢のある機能や性能)が必要だと考えています。 ※その点で、CR-Zのプラススポーツシステムは大正解だと思います。 丁度インサイトにはエクスクルーシブと言う上級モデルが有り、上級車種からのダウンサイジングユーザーには今までの車と変わらない運動性能と、2倍以上走れる遥かに優秀な燃費により魅力的に見えるとは思いますが、ステップアップユーザーにとっては走りも燃費も飛び抜けているとは言えず、価格の割には余り魅力の無い車種に見えてしまい、今手を打たないと将来はありません。 インサイトは燃費のスペシャリティーカーですので、インサイトエクスクルーシブに一番最初にi-DCDを搭載し、クラスNo.1燃費を実現させて欲しいと思います。 インサイトについて: HONDAのハイブリッド車のフラッグシップモデルは約12年前の初代インサイトであり、海外でも広く認知されています。第2世代インサイトは誰も車に興味を無くしていた時に不死鳥の様に現れ、HONDAのディーラーだけが連日満員だった事は記憶に新しい。 その後ハイブリッドカーブームとなり、他社も含めて色んな車にハイブリッドシステムが搭載されるに連れて、インサイトの先進性も薄れ売り上げも低迷していますが、逆に私の周りの環境ではインサイトがブームになった時よりも多くのインサイトを見かける様になりました。やはり、善いものは善いと分かる人は多く居るのだと実感しています。 ※以下は私のインサイトLSと他の車を比較した私個人の感覚です。 1. スポーティーな外観。ZE2用の無限ウィングを付けると最高! 私はFITタイプの丸っこい外観は余り好きではありません。 プリウスの様なずんぐりしたスタイルも好きではありません。 2. 低速走行時は高級車の様な、どっしりとしたトルクフルな走り。 重心の低さと相まって水面を滑る様に走る感覚は大型フェリー並。 FITハイブリッドの軽薄な挙動には少し違和感がありました。 ※インサイトに慣れてしまうと他の車には辛口になります(^^; 3. 中間加速時のアシスト感は、1.3Lとは思えない力強さ。 ※ただ一つ、強くアクセルを踏んだ時にエンジン回転だけが先に上がり速度が上がらないCVTの特性により、折角のアシストが空回りする様な場面もあるため、強アシスト時はCVTの変速制御を遅らせる機能も欲しいですね。その回答がDCTなのかも知れませんがスムーズな加速も捨て難いので(^^; 4. 高速走行時のどこまでも加速可能な空力性能。 CVTと実効空力により、切れ目の無い伸びやかな加速が気持よい。 ※高速道路走行中、余りに非礼な暴走ワゴン車をハーフスロットルで追いかけた時、あっという間に追いついてしまい、ビックリして通常走行に戻してしまいました(^^; マフラーは交換済みだったと思いますが、1300ccの車で2000cc以上のワゴン車を楽々追いかける事が出来る車は他に無いと思いますよ。 5. 手を加え、愛情を持って接すればどんどん良くなる燃費。 当初は気候の良い時でも23km/L位だったが、今では気候の良い時は30km/Lを越え、最近の通勤時間帯の気温が2〜3℃の厳しい寒さの中でも24km/L以上走ります。 ※もっと凄い(冬場でも30km/Lを越える)人もみんからに居ますが(^^; インターナビの平均燃費ランキング50位以内が私の目標の一つで、年間を通してのランク入りはまだありませんが、ランキング内に留まる月も多くなって来ており、日々の通勤でランキング表を確認して一喜一憂しています。(^_^) 是非、クラスNo.1燃費はインサイトで実現を! 2012年11月20日加筆訂正 |