2011.04.26 Tuesday
NINTENDO 3DS 立体写真サンプル(その2)
NINTENDO 3DSの立体写真サンプル(その2)です。
前回は視線を交差させて立体視するやり方を説明しましたが、今回は視線を交差させないで観る方法(平行法)を紹介します。 交差法が出来れば他の方法は要らないんじゃないの?と思われるかも知れませんが、どんな方法にも利点と欠点があるため、状況に合わせて使い分けられる様にしておくと便利です。 交差法は大きな画像でも簡単に観られますが、画像を直視していないため、画像を細かく観察しようと近づくと歪みが大きくなってしまいます。 今回ご紹介する平行法は、左目用の画像は左に、右目用の画像は右に配置し、遠くを見る様にする事でステレオ写真を立体的に観る方法で、高解像度で比較的小さな画像の鑑賞に適した方法です。 論より証拠、NINTENDO 3DSで撮った立体写真(640×480の左右分)を、iPhone3G用(480×320)に2/3に縮小し横幅を約半分にトリミングした平行法画像を、更にブログ用(400ピクセル以下)にトリミングしたものを見て下さい。 この画像の見方は・・・ 1. 先ず、画像の横幅が目と目の間隔程度になるまで縮小します。 2. 次に、画像の直前まで接近します。当然ぼやけてしまいますがそれでOKです。 3. 視線を画像の裏側遠くに置き、画像から徐々に離れて行くと、画像が3枚に見えるところがあります。 4. 真ん中の画像には既に立体画像が見えていますが、距離を微調整して立体画像が鮮明に見える様にします。 5. 全く見えない方は、老眼鏡を使って、もう一度、最初からやり直して下さい。 6. 目が慣れて来たら徐々に画像を拡大し、見易い大きさを見つけて下さい。 この平行法は、画像に顔を近づけると、より精細感がアップするので、明るくて見易いスマートフォンや、お店屋さんの奇麗な写真プリント等でのステレオ写真鑑賞にピッタリです。 是非、このページのサンプル画像をiPhoneに取り込み、くっきり浮かび上がる立体映像を体験してみて下さい。※見え難い場合はiPhoneを縦にすると画像が小さくなり見易くなります。 2011年4月24日 ・家の被験者がどうしても見えないと言うので、老眼鏡での見方を変更しました。 ・飛び出す加工により破錠していたところがあった為、リサイズとトリミングのみの画像に置き換えました。 ・その他、文章表現等を見直しました。 2011年4月28日 ・老眼鏡での見方が眼鏡無しでも有効な事が確認出来たため、見方を統一しました。 ・おまけの内容を加筆・訂正しました。 おまけ: なぜ、3DSで撮った画像をわざわざ変換して、3D対応ではない画面で鑑賞するのかと言うと 1. 3DSで撮った画像には周辺部分も入っている為、ソフトで取り出すと周りの情報も観れる。 2. 3D液晶は真っ直ぐ見ないと左右画像の切り替え部分が見えてしまうため、一人で見る事しか出来ない。 3. かまぼこ状のレンズを通して見る3D液晶より、素の液晶の方が解像感が高い。 4. 3DS本体では画像の明るさと視差調整(距離感)以外は調整する事が出来ない。 等があります。 手軽に鑑賞するならば3DS、感動を最大限にする為には変換と使い分けている訳です。 |