2010.04.13 Tuesday
125ccのバイクで時代を築いたHONDAが新しい時代を創る!
2009年モデルで生産を終了した市販ロードレーサーRS125Rは、34年で1万5000台生産されたモデルで、水冷2サイクル単気筒のレース専用バイクである。
若者にMOTO GPへの道をつけた輝かしい業績は歴史に残る事だろう。 レースの世界にも環境問題が叫ばれるようになり、2サイクルのバイクは姿を消さざるを得なくなった。 まだ今年もRS125RでGP3クラスに参戦するチームも多いが、コンストラクターが保有する台数分を使い切った後には姿を消す事になるだろう。何とも惜しい事である。 話は変わるが、3月に発売されたPCX (125ccスクーター)に3000台の受注があったそうだ。 PCXの売りは何と言ってもアイドリングストップだろう。 速度0、つまり完全停止から3秒後にエンジンが止まり、アクセルを開くと発電機兼用のモーターで瞬時に起動すると言うものだ。 この機構とその他の改良により60km/h定地燃費は53km/Lと、110ccのカブ(63.5〜66km/L)に肉薄する値となっている。 燃費だけで言うなら50ccのカブ(110km/L)の圧勝だろうが、50ccのスクーターに乗り馴れたユーザーがステップアップする対象には成り得ない。 制限速度30km/hや2段階右折は却って危ない時もある為、守れていない人の方が多いはず。 125ccバイクは原付2種免許で乗れる為、右折車線を走行出来、制限速度も最高60km/hまで上がるため、流れに乗って走る事が可能になり、車の無理な追い越しで危険を感じる事も少なくなるだろう。 パワフルかつ安全に走れて燃費も今まで以上、快適な14インチタイヤとスタイリッシュなボディーと来れば売れない訳は無いですね(^_^) おまけ: ビジネス向け電動2輪車EV-neo のリース販売が今年の12月に予定されているが、その試作車が公開された。※HONDA広報発表資料参照 試作車の仕様は、原付1種並みの実用性を備え、航続距離30km、100V普通充電での満充電時間は4時間、200V急速充電での80%充電時間は20分となっている。 今現在では充電スタンドが普及していないため航続距離30kmは心許ないが、急速充電設備を用意出来る店舗や宅配業者では問題に成らないだろう。 これらが普及する事で充電スタンドが増えてくれれば、市販電動2輪車も現実味を帯びて来ると言うものだ。 |