2007.09.27 Thursday
写真の色補正(合わせ方)
前回、前々回と写真の補正について書いてきましたが、実際の合わせ方について触れていませんでしたので、注意点と共に手順を説明します。(下書きしたまま2ヶ月間止まっていました^_^;)
1.最初に自分のパソコンとモニタの特性について知っておくこと。 ※これをやらないと、補正しているつもりで色をずらしてしまうことがあります。 具体的には、補正したい写真をこれから使う写真補正ソフトで開いて、彩度(飽和度、saturationとも言う)を最低まで下げてみてください。 色が無くなり白黒画像になったはずですが、純粋な白黒にはなっていませんよね。(私の場合はやや紫がかっています) この状態が、写真のカラーバランスが取れた時の灰色の色ですので、補正操作の間に比較できるように、違う名前で保存して、別ウィンドウで開いておきましょう。 2.今度は彩度を上げて行って、色が飽和する(サチるとも言う)直前で止めます。 ※色が飽和すると色にじみが出たり、補色(色相が反対の色)が出たりします。 3.次にカラーバランスを調整して、灰色にしたい部分を白黒画像と同じ色に、もしくは均等にRGBの色が乗った状態にします。 4.次に彩度を下げて行って、先に上げた値の逆数にするか、もしくはその周辺の値にします。 ※+35%なら1/1.35=0.74で-26%とすると、カラーバランスだけを調整したことになります。 ※これで特定の色かぶりの補正が終りました。 ※灰色を補正すると他の部分に変な色が付く場合は、色相調整が更に必要になりますが、これはまたの機会にすることとします。 5.明るさとコントラストを調整して、写真を撮った時に見たイメージに近づけます。 ※明るさやコントラストを調整すると色が薄く見える時がありますが、その時は彩度を少し上げてみてください。 以上で基本的な補正は完了です。うまくできましたか? 感覚に頼る補正方法なのでうまくできるようになるには慣れが必要ですが、回数をこなすうちにできるようになると思いますので頑張ってみてください。 |