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BAI式ブログサービスを利用した、時空を超えた(注:時系列を無視した(^^;)日記。
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写真補正の研究(MSO-PM編)
最近、デジタル写真の補正にはまっています。^_^;

今回はマイクロソフトオフィスのピクチャーマネージャで、写真補正に挑戦してみました。

※ピクチャーマネージャは、オフィスソフトが入っているパソコンには、必ず入っていますので、スタート→プログラム→microsoft office→microsoft officeツール→microsoft office Picture Managerとたどって、起動してみてください。

最初にビノキャッチで撮った生の写真です。
晴天の昼前に撮った生写真
色調に乏しい画像のため、自動ホワイトバランスが機能していません。
次にピクチャーマネージャで自動修正した写真です。
マイクロソフトオフィスピクチャーマネージャで自動修正
大分良くなりましたが、テトラポットにまだ色が付いていますね。
元画像からカラーバランスでタンクを白にした後、自動修正しました。
MSO-PMでカラーバランス調整後に自動補正
テトラポットの色が黄緑っぽくなってしまいました。
元画像からテトラポットの色が灰色になるように、手動で色合いを調整し、その後、自動修正しました。
MSO-PMで色合い手動調整後に自動修正
色の偏りが無くなり、ようやく完成です。
完成を見たところで、なぜそうなったのか考えて見ます。

最初の写真はビノキャッチの生写真ですが、この機種についているホワイトバランスは自動のみですが、デジカメ高級機でも自動だけでは補正できないため、晴天・曇り・夕方・白熱灯・タングステン・昼白色・昼光色等々、色々なモードを最初からつけている位なので、自動のみでは到底無理があります。

なぜ無理なのかと言うと、カメラと人間の目では見ているものが違うためです。
人間の目は入ってきた光を信号に置き換えて脳に送り、脳が過去の経験などを考慮してフィルターをかけてから記憶するため、白は何時どこで見ても白と認識するのに対し、カメラは、入ってきた光をそのまま信号に置き換えて記録するため、色温度の違いから晴天時の白と夕暮れ時の白は別物と認識します。

2番目の写真は自動修正後の写真ですが、惜しいところまで補正できていますが、やや赤みが残っています。

これも先程の人間の目の特性による差が影響しています。と言うのも、この写真はテトラポットまで約30m、タンクまで約60m位ありますので、波長の短い青系の色は、途中の空気による散乱で減衰してしまうため、実際に見えている光はマゼンタ系の色となっていますが、人間の目と脳はそれも補正してしまうからです。

とは言え、写真は人間が見るものですから、人間が見たままを表現できなければ意味がありませんので、このままでは写真としては成立しません。

3番目の写真はタンクを白と仮定して、そこを基準に色補正したものですが、先程からの考察通り、完璧な白は存在しないため、やはり誤差が出ます。

4番目の写真では最後の手段、人間の目と手作業で色補正を行いました。
当然のことながら、白は白に、灰色は灰色に見えるようになりました。

やはり最後は手作業と言うことになりそうですが、ピクチャーマネージャの自動修正もそこそこやるなと言う印象が残りました。

ところで、デジカメのホワイトバランスには白ではなく、18%灰色のシートが有効と言う記事をどこかで見かけましたが、ここでの手作業でもテトラポットの灰色を基準にすることにより、良い結果が得られました。

デジカメの色補正で悩んでおられる方は、一度試されてはいかがでしょう。
| am3d | 写真 | 00:23 | comments(0) | - |

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