2007.07.27 Friday
釣りの話(リールを使わない釣り)
前回はどんなリールをどんな時に使うかと言うことを書きましたが、今回はリールを使わない釣りについて書いてみます。
なぜこんな話が必要かと言うと、リールはうまく使えば便利なものですが、うまく使えない時はトラブルの原因となり、釣りを途中で断念せざるを得ない状況を作る元とも成り得るからです。 糸よれしてガイドに引っかかったり、糸が団子になってしまったり、そのような状況で無理に遠投しようとすると、仕掛けが飛んでいってしまったり、竿の穂先を折ってしまったりなど、リールに関するトラブルは意外と多いものです。 では、リールを使わない釣りとはどんな釣り方でしょうか。 1.のべ竿と同じくらいの長さのハリスを結んで、竿下1本分のタナを釣る場合。 2.糸巻きを竿につけてリールのように使い、タナを正確に攻めたい場合。 3.竿を使わない手釣りの場合。 などがあり、私のお勧めは1.の竿下1本分のタナを釣る方法です。 釣り方は、狙うタナと同じ位の長さののべ竿(胴調子で軽く柔らかい竿が適当)を使い、穂先から天井糸、道糸、ハリスとつなぎ、全長が竿の長さと同じ位になるように道糸を調節します。 こうすると針の位置は、竿を下げると狙ったタナに合い、竿を上げると手元に来ますので、竿の上げ下げだけで、堤防でのサビキ釣り、脈釣り、小型棒ウキの釣り、ぶっ込みなどの多彩な釣りが、手軽にできるんですね。 (他にテトラ際を狙った探り釣りなどもこの仕掛けで可能です。) ポイントや竿、ハリスの長さをほぼ固定していること以外は、リールを使う釣りと大差無い上に、ガイドやリールのトラブルが無い手返しの良い釣りが楽しめ、その反面、腕による釣果の差が出やすいので、これを利用して腕を磨くこともできます。一石二鳥どころか、一石三鳥ですね。(^−^)vvv |